Aug 18th 2021

iOSで利用する Identifier for Advertisers(IDFA)とは?

広告主はAppleのIDFAをユーザーレベルの行動トラッキングのベースとして長年使用してきましたが、iOS 14.5 のリリースによりすべてが変わりました。

モバイル広告企業は適切な広告を、適切なユーザーに、適切なタイミングで提供するため、iOS ではIDFA(広告主が利用する識別子)がその実現に重要な役割を果たしています。

広告に興味を持ったユーザーがエンゲージして広告主に価値をもたらすため、IDFAは、アドネットワークとデマンドサイドプラットフォーム(DSP)が正しいオーディエンスに適切な広告を表示させることを可能にします。ユーザーにとっては、ニーズに合った新しいモバイルアプリやゲーム、ブランド、プロダクトに出会えるメリットがあります。しかし、すべての側面を大規模に実行すること自体、言うは易く行うは難しです。ユーザーと彼らが関心を持つ広告とのペアリングを自動化するためのソリューションが必要となり、そこで IDFA が使えるのです。

Identifier for Advertisers(IDFA)とは

AppleのIDFAは、より良い広告体験を提供するためにユーザーの行動を測定・評価する目的で、パブリッシャーそして広告主に提供されるすべての iOS デバイスにおけるユニークな文字列です。AppleのUDID(一意のデバイス識別子)とは異なり、ユーザーはデバイスの IDFAを自由にリセットできます。リセットすると、元の値が削除され新しい値に置き換えられます。

これにより、広告主やパブリッシャーは、新たに見られた行動を新しいデバイスプロファイルに属するものとして扱わなければならなくなります。これは、デバイスを使用しているのが同じ人であっても、新しいIDFAを古いIDFAに関連付ける方法がないためです。UDIDはXcodeのように統合開発環境(IDE)を使用してディベロッパーがアクセスできるデバイスに関連付けられた永続的な値ですが、同じことはできません。広告ターゲティングのために広告主やパブリッシャーに提供してはならないからです。

モバイル広告に使われるIDFAとは

モバイル広告企業は、ユーザーが最も興味を持ちそうなプロダクト、アプリ、ゲーム、コンテンツとユーザーを結びつけようと常に取り組んでいます。これは、ユーザーの興味と重なる広告キャンペーンを組み合わせることが重要ですが、まず最初のステップは、ユーザーが実際何に興味を持っているかを知ることです。

IDFAは、モバイル広告ビジネスに情報のインフラを提供しますが、これがユーザーにどの広告をいつ表示するかを決定するために使用する一意のユーザープロファイルを構築するのに必要になります。たとえば、いろんなゴルフゲームで長時間遊んでいる人がいて、アドネットワークがそのユーザーのIDFAを保存し追跡する際、独自の顧客データプラットフォームでその情報を追跡することができます。

そして、このプロファイルがチェックされ、そのユーザーに広告を表示すべきタイミングでアドネットワークが配信する広告キャンペーンの在庫と比較されます。その該当ユーザーがリワード動画の広告を見るにしても、モバイルコンテンツのフィードでMREC(medium rectangle ads)に出くわすにしても、その広告を提供しているアドネットワークは、例えばファーストパーソン・シューティングゲームよりもゴルフゲームの広告を表示する方がより効果的であるという情報を持っていることになります。

アドネットワークやその他のモバイル広告企業は、オーディエンスにより良い広告体験を提供することで、彼らの顧客が適切なユーザーを獲得できるよう支援しています。このおかげでまた、ユーザー側も興味のないプロダクトやサービスの広告に悩まされることから解放されます。

なぜAppleは iOS でIDFAをオプトインするようにしたのか。

iOS 14 のリリースに至るまでの数年間は、ユーザープライバシーに対し、世界的に関心が集まってきた時期でもありました。大手企業から漏洩したデータは、ユーザーの個人情報が多かれ少なかれ一般に見えるようになったことで、悪意のある者が個人の利益のためにそれらの情報が悪用されるケースが出てきました。こういった背景に加えて、行動データがプライベート情報であるという世論の高まりもあり、広告主とパブリッシャーが情報を収集する方法を変えるというのがAppleの決定につながりました。

Appleが iOS 14 のリリースを発表することになり、パブリッシャーと広告主がデバイスのIDFAを収集・保存する方法に大きな変更が加えられました。アドネットワークのSDKを統合してデバイスのIDFAに自由にアクセスできるようにするのではなく、今アプリはユーザーにポップアップダイアログ(「App Tracking Transparency」とAppleが呼ぶプロンプト)を表示する必要があります。それは、アプリそのものがウェブや他のアプリを横断して行動を追跡することを許可するかどうかをユーザーに明確に問うしくみです。

こちらもご参照ください:アプリのトラッキング申告「ATT」とは?モバイルマーケティングへの影響は?

ユーザーが追跡に同意すると、デバイスのIDFAがアプリに表示され、アドネットワークに送信されたIDFAを広告ターゲティングに使用することができますが、同意されない場合、アプリはアクセスできなくなります。アドネットワークは、アプリ内でセッションが開始されたことを記録できても、アプリを使用しているのが誰なのか、どの広告に最も関心があるのか等を知るための固有の情報は渡されません。

IDFAがなくても広告主に価値提供する方法がVungleにあります

Appleの決定に賛同するかどうかは別として、IDFAがかつてのようにオープンにアクセス可能だった世界に戻ることはできません。一部のユーザーは追跡に同意するとしても、広告主はコンテキスト広告の手法を計画し、iOSエコシステムでの運用にさしあたり新しい標準に備えておく必要があります。Vungleはその実現に向け、あらゆるサポートを提供いたします。2021年、Vungleはコンテキスト広告インテリジェンスプラットフォームで業界をリードするGameRefineryを買収し、他のアドネットワークでは利用できない数千ものユニークな変数やタグを使用して広告キャンペーンをターゲットすることができるようになりました。さらに良いことに、広告主はAlgoLiftの予測インテリジェンスを利用すると、正確性95%以上のLTV予測でROASの目標を達成しやすくなります。

より詳細な情報をご希望の場合は、tokyo@vungle.com へご連絡ください。

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