Dec 10th 2019
Sellers.json、SupplyChain Objectを採用、パブリッシャーの在庫価値を高める
アドフラウドの取り締まりを強化する中で、大手DSP(demand-side platforms)は、購入する広告枠を選別するようになってきました。The Trade Deskなどの大手企業はすでに、3つのIAB(Interactive Advertising Bureau)基準である app-ads.txt、sellers.json、SupplyChain Object を検出しない限り、オープンマーケットで広告枠を買わない方針を明らかにしています。
先日、パブリッシャー各社にapp-ads.txt をご紹介しました。これは、Vungleネットワーク上の在庫販売者を認証する方法で、アドフラウドを行うDSP業者に在庫を渡さない仕組みです。そして本日、弊社がsellers.jsonとSupplyChain Objectを採用したことを発表します。パブリッシャーの大切な在庫を、さらに多くのバイヤーにとって魅力的なものにするための一歩です。これにより我々は前述の3種類すべてのサプライの選別基準を提供できるようになりました。
sellers.json とは?
sellers.json は、app-ads.txtのサプライ・サイド・プラットフォーム(SSP)バージョンと言えます。SSPとの取引を許可されたパブリッシャーアカウントが掲載されているテキスト形式の公開情報です。この情報はJSON ファイルにフォーマット化されており、SSPのルートドメインに置かれます。(実際の例についてはこちらのリンクご参照https://www.vungle.com/sellers.json)
sellers.jsonはどのように機能するか?
バイヤー(DSP)は、SSPの sellers.json とパブリッシャーの app-ads.txt の両方のファイルを検索し、名前を照合。パブリッシャーとSSPの間に信用があることを確認します。(在庫の信頼性を証明するためのapp-ads.txt ファイルを持っていない?Androidアプリのトップ1000の31%、および iOSのトップ1000の25%が app-ads.txt でより多くの収益を上げています。信頼性されるセラーになり多くの収益を得る方法についてはこちらをご覧ください。)
その後、SupplyChain Object、一連のデータ・ノード、が入札リクエストが動いている間の全ベンダーとのやり取りを追跡。DSPが入札リクエストが開始してからフィルするまで誰が関わったかをより正確に把握できるよう手助けします。
app-ads.txt、sellers.json、SupplyChainの3つの標準を組み合わせることで、SDKにより直接繋がっているパブリッシャーとの間における広告の量的価値が明らかになります。サプライチェーン全体を通じて誰が誰に販売しているかを追跡することで、バイヤーは入札リクエストの発信元と購入の経路を把握できます。Vungleは、このような直接的な働きかけが急速に普及することを期待しており、将来的には透明性の向上に向けた取り組みを積極的に行ってまいります。
パブリッシャーがやるべきこととは?
app-ads.txt ファイル(Vungleと当社リセラーパートナーの記載を含む)をアップロードしているか確認してください。これにより、DSPが貴社の在庫を確認でき、より多くの収益を得ることができます。